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時代のニーズに合わせた商品展開を

岡本漁網株式会社  代表取締役 岡本年弘

「海に対する畏敬の念と感謝を忘れない」を企業理念に掲げ、海とともに歩み続けてまいりました。
1947(昭和22)年に創業し、昨年5月に70年の節目を迎えました。

社名の通り、漁網が当社製品の8割を占めていますが、数ある漁網の中でも結び玉のある蛙又(かえるまた)の網に特化しているのが当社の特徴です。
日本の漁業が縮小する中においても、価格競争に乗らず内製化を進めることで事業を軌道に乗せてきました。「岡本漁網の網でなければ」とおっしゃってくださる顧客が多いのも、創業の理念である「信用・品質・技術」の3本柱を守り続け、品質に妥協せず技術を磨き続けた証(あか)しだと感じています。

蛙又という昔ながらの伝統技法を守りつつも、現在は、素材の変化と市場のニーズに応え、素材の網の開発にも挑戦中です。
関西の企業と共同で、耐久性のある「ステンレスワイヤーネット」を開発し、特許も共同取得しました。貼り替えが困難な建物の高所や防鳥ネットとしての活用が期待されており、全国展開をすることで、今後は主力製品のひとつにしていきたいと考えています。

「人に必要とされる会社になる」—これは私の師である社長の言葉です。働くことの本質は「人の役に立つ」ことであり、会社の意義も同様です。
この先、漁業者の減少など厳しい状況になったとしても、誰かに必要とされ続ける限り、当社の存続意義はあると信じながら、今後も高品質な網を製造し続けていきたいと思います。

【社長ってこんな人!】

営業部 幸村直樹さん
さまざまな事にチャレンジする機会を全員にくださり、社会人として、人としての成長を一番に想う。ユーモアもあり、人情味あふれる社長です。

 

岡本漁網株式会社の先輩にインタビュー

新しい部署で日々奮闘中!

都築由衣さん

編網・製網管理係 係長 年齢 30歳
勤続年数 13年目
主な仕事 編網機で網を製造している
出身高校 県立 豊橋商業高校
趣味 Kis-My-Ft2、料理
性格 喜怒哀楽が分かりやすい!

入社してから12年間修理を担当し、今年、編網(へんもう)に異動になりました。
編網は、機械で網を製造する一番始めの製造工程です。工場内にはさまざまな編網機が8台ありますが、同じ編網機でも、編む網によって、掛け幅や長さ、目合い(めあい=網の目の大きさ)、さらには糸の本数や太さも違います。製造する網の規格に合わせて編網機の糸を替えたり、幅替えをしたり、糸を巻く文銭(ぶんせん)巻きをしたりと1日忙しく動いています。
異動してすぐ、文銭がおさまる船型のフタを開けたまま機械を動かしてしまい、フタを壊してしまったことが一番の失敗談です。
編網はおぼえることが多く、縦糸出しや横糸出しなど、種類やその時々の状況によって加減が違うので難しいです。
全部署の工程を把握できるよう今の編網に異動になりましたが、これからもっと経験を積んで、品質の高い網を製造できるよう日々頑張っていきたいと思います。

Q&A

良かったこと・学んだこと
学生の時は断然、肉派!!肉が大好きでしたが自分が携わった網で獲れた魚かもしれないと思うと積極的に魚を食べるようになりました。
学んだことは、係長として、後輩たちをまとめたり指導することを学びました。自分が1年目の時を思い出しながら、分からないことはメモに取ってもらったり、それでも分からない時は分かるまで何度も教えるようにするなど、常に相手の立場に立って指導するよう心がけています。
仕事に感じるやりがいは?
達成感があります
社内の雰囲気、社風について
誰とも気軽に話せる雰囲気があり、全体的に仲が良い会社だと思います。手が足りない時などは、他部署に応援に行って手伝うこともよくあるので、みんなで助け合っている会社だと思います。それと、個性あふれる人が多いと思います。
現役高校生へメッセージ
入社当初は網や糸の寸法や単位がよく分からず、もっと勉強しておけば良かったと後悔しました。「勉強は必要ない」と思っていても、社会に出たら必要になる時が来るし、社会に出てもずっと勉強の延長なので、やっぱり勉強はやっておきましょう!

日本の魚食文化を支える仕事にやりがい

今泉香穂さん

検査・仕立係 年齢 21歳
勤続年数 4年目
主な仕事 網の検査、修理、仕立て
出身高校 県立 豊橋商業高校
趣味 カメラ、映画鑑賞
性格 おっとり

検査・仕立係として修理を担当しています。
修理は社内の工場で作られた網や協力工場から仕入れた網に対して、異状が無いかを検査し修理をする部署です。
あがってきた網を、網の目のズレや穴が無いかを目で確かめて、異状があれば赤糸などで印を付けます。全部検査が終わったら今度は目印のあるところを編み針を使って手で修理しています。ほかには商品の規格サイズに合わせて網と網をくっつける掛合せを行っています。
学生時代は裁縫が苦手だったので最初は編み針で修理する作業に抵抗がありましたが、今では穴を直す作業が一番好きです。大きい穴を修理した後、広げてみてキレイになった網を見ると大きな達成感を感じます!
これからさらに仕事についての理解を深め、新人の指導ができたり、社内でも頼られる存在になりたいです。

Q&A

良かったこと・学んだこと
魚への興味、関心が深まりました。食べる方ですが(笑)。以前、目合いが小さいとクレームになり製品を納め直した後、再度注文をいただくようになりました。いつでもていねいな仕事をしておくことで、お客様からの信頼を得られることを学びました。魚食文化の大切さも実感しています。
仕事に感じるやりがい
自分たちが作った網を使って漁師の方々が魚を獲ってくれ、それを日本中の人が食べてくれていると想像すると、私たちが日本の漁食文化を支えていると思えて、やりがいを感じます。
1日のスケジュール
日によってやる事は変わるので、とくに決まった仕事の流れはありません。入荷した網を見て納期が近い物から優先してとりかかるようにしています。忙しい部署に応援に入ることも多いです。
社内の雰囲気や社風について
みんな仕事熱心で、常に向上心を持って仕事しています。年齢や上下関係の壁をあまり感じないで、話しやすい雰囲気があります。
うちの会社はこんな会社
研修旅行や試食会など何かとイベントの多い会社だと思います。何より、残業が少ないです!
現役高校生へメッセージ
私は剣道部だったのでそれほど苦労しませんでしたが、謙虚な姿勢でいることや、挨拶は大切です。今のうちに言葉遣いも学んでおいた方がいいと思います。第一印象が良いと、きっと会社でかわいがってもらえますよ!

仕事を通して自分自身の成長を感じる!

若林昴宜さん

仕上 年齢 20歳
勤続年数 2年目
主な仕事 編網からおりた網を熱処理加工する
出身高校 私立 桜丘高校
趣味 バドミントン
性格 素直

入社して2年目です。入社後3カ月ごとに各部署をひと通りまわって製造の流れを把握し、今年から仕上に配属になりました。サイズによって縦引きと横引きがある仕上げの中でも、縦引きを担当しています。
縦引きは製造工程としては最後の方になります。編網からおりて修理が終わった網を、セット機に通して熱処理する加工です。イメージとしては機械の中に通して上下でプレスするアイロンがけに近いと思います。セット機に入れる時に規格や目の数などによって、加工の仕方やテンション(引っ張り具合)も違うので、一回リセットできるよう網と網の間に下網をはさんでつなげています。
下網をつなげてからセット機にかけます。セット機で1時間に加工できるのは4反(1反=151メートル)なので、単純に計算すると1日32反はセット機に通していることになります。
網をつなげる時間が今まで10分かかっていたところを半分以下の時間で手際よくできた時には自分自身の成長を感じます

Q&A

良かったこと・学んだこと
良かったことは魚好きになれたことですね!入社するまで魚は骨があるから嫌いでした。でも、朝礼で社長やほかの人から魚の話を聞くうちに、段々食べたいなあと思うようになって・・・。今では自分から「鮭を出してくれ」と親にリクエストするようまでになりました!
学んだことはコミュニケーション能力の大切さ。高校だと同じ年代で話題も同じでもいいけれど、社会に出るといろいろな年代の人と話すし、話題についていくためにもを見ないといけないなと実感しています。
仕事に感じるやりがい
下網とみ網(製品の網)をナイロンの糸でつなげるのですが、糸が長すぎると遊び糸と言って糸がたるみ、その部分だけ縮んでしまったりします。糸は加工後切ってしまうものの、たるみなくセット機から出てきた時に、同じ部署の人から「今回キレイだったよ」と言われるとうれしいです。
うちの会社はこんな会社
去年、周年で北海道に行けました!漁網だけでなく、今は防鳥ネットや不燃ネット開発を進めたりしていろいろ取り組んでいる会社だと思います。
現役高校生へメッセージ
志望する会社が成績順で決まることはわかっていても3年生になってからじゃ遅いので、早い段階で自分の進路のことを考えた方がいいと思います。

企業情報

会社名 岡本漁網株式会社
所在地 〒440-0857 愛知県豊橋市堂浦町1-1
TEL 0532-54-3321
FAX 0532-54-1309
HP http://www.ofnet.co.jp/
創業 1947(昭和22)年5月
設立 1957(昭和32)年5月
資本金 5,000万円
代表者 代表取締役 岡本年弘
売上高 5億3,000万円(2018年5月期)
事業所・支社・支店 本社・本社工場
従業員数 30名
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